②ガンが分かるまで・・・検診って大事です。

癌のこと

前回のお話の続き~です。乳癌検査を一通り受診し、結果を2週間待っていたいました。

検査結果待ちの間の私

検査結果待ちの2週間に入った私は心配事がすっかり解決したような気分でスタートしていました。

3日後に乳腺クリニックから携帯に電話を頂いてもお気楽モードでした。今考えるとバカだな~と思います。クリニックの先生がわざわざ携帯に電話をしてくれる事を深く考えていませんでした。電話で先生に「早めにクリニックに来院できますか?」と言われ、ちょうどお休みだった次の日に行くことにしました。

マンモグラフィーが撮影出来てないのかな~などと気楽に来院すると何故か優先的に待ち時間無しで先生の診察室に通されました。「ちょっと気になる影があるので組織を取り出して検査したいのですが今日いいですか?」と・・・続く説明では乳腺に水の様な物がたまったり、炎症があったりもします、との事でした。

ここまで来ても食欲はあるし、痛いわけではないしと全く心配していませんでした。

針生検査に進む

「針生検査」に進みました。胸に局部麻酔の注射をし、少しの間待機した後注射のような・・・形をした器具で胸の疑われる部分の組織を取り出す検査をしました。とても大きな「バチンッッ!!」と音がして、びっくりするのと痛いのとで思わず「痛い!」と声を上げてしまいました。先生が「え?痛い?麻酔してるから痛いことはないと思うんだけど・・・」と言われましたが、私はとても痛かった覚えがあります。

組織を取り出した後、止血をし、ガーゼなどで巻かれて帰宅しました。麻酔が薄れていくなかズキズキと痛かったのを覚えています。朝起きた時も痛さも消えず、大きなアザのようになりました。

再び来院指示

数日後再び先生から直接お電話を頂きクリニックに「すぐ来院してほしい。」と言われ次の日を予約しました。ここまで来ても不思議な事に「癌」という事は疑っていませんでした。

癌告知

来院し、受付で名前を伝えるとすぐ診察室に通されました。先生の顔を一目見たとき「あら・・・まずいかも」と思いました。その思いは正しく、先生は事務的にマンモグラフィーを見せながら「組織検査をしたところ悪性でした。ぞくに乳癌といいます」と説明を始めました。

「癌」の言葉が出たぐらいから説明の中身がまったく耳に入ってきませんでした。先生の口がパクパクと動いているのをボーっと見ている感じでした。「大丈夫ですか?」と肩を触られ「はい」と会話をしたのを覚えています。悲しいとかの感情など無く、泣いたりもしませんでした。ただ、ただ、ボーっとしていました。一通り説明をした後「どこで手術受けるか考えて来てもらえますか?」と言われました。「え??どこで??」とここで一番焦りました。今まで風邪ぐらいしか経験がないため、どこで?と聞かれても総合病院がどこにあるのかも分かっていません。次回の予約を取り1週間ほどでどこで手術を受けるか決めることとなりました。

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